マウイ島に「アンダーズ ワイレア リゾート」
ハイアットと不動産投資会社スターウッドが合弁事業
マウイ島の高級リゾート地ワイレアの一番北側にあるモカプビーチ沿いに、オーシャン フロント リゾート「アンダーズ ワイレア リゾート アンド レジデンス」が、2012年末までに開業する計画が5日までに決まった。ハイアット ホテルズ コーポレーションと世界的な民間不動産投資会社スターウッド キャピタル グループ合弁事業として立ち上げ。ハイアットの投資額は、約9,000万ドル(約73億円)と見込まれている。
北米で最も人気の高いレジャー&リゾート地でもあるマウイ島のモカプビーチ沿いには、客室総数345室あった高級ホテル「ルネッサンス ワイレア ビーチ リゾート」(現在休業中)があるが、これを買収。ハイアットの「アンダーズブランド」として改装し、ビーチ沿いに約180mにわたって建設。高級ショッピングセンター、有名レストラン、54ホールのゴルフクラブ、テニスクラブが計画に含まれ、これらを海沿いの約2kmの遊歩道でつなぐ予定になっている。
アンダーズ ワイレアは、広さ42~215㎡の客室255室とスイートルーム35室のほか、ベッドルーム4室を備えた平均約325㎡のヴィラ6棟を連ねる施設となる予定。1日3食を提供するスペシャルティーレストラン、屋外カスケードプールと隣接するバーやレストラン、約1,400㎡のスパ、スポーツジム、ロビーラウンジ、会議スペースを完備する計画になっている。シンプルで地域性に配慮しつつ、新鮮できめ細やかなおもてなしとスタイリッシュで活気ある雰囲気を組み合わせた新しいホテル体験がうまれそうだ。
ハイアット関係者は「ハワイでも特に魅力あるビーチ沿いに世界有数のリゾートを開発できる機会を得られたことは、またとないチャンス。アンダーズ ワイレアは、ハイアットのリゾートホテル事業を強化するもので、重要な新市場となる」と語っている。また、スターウッド関係者は「ワイレアは世界の偉大な宝。今回の提携でハイアットとの関係を深め、独自のリゾート地を創造できることを非常に嬉しく思う」と抱負を述べている。