首都圏(63.4%)と地方(24.8%)で利用意欲に温度差
羽田空港の国際線就航に伴い、大手旅行社がこのほど実施したアンケートで、首都圏在住の63.4%が「便利なので利用したい」と回答したのに対し、出国率が7%未満の地方(23道県)で利用する意向を示したのは24.8%と温度差があることが3日までに分かった。渡航先の希望では、「欧州(首都圏51.0%、地方45.1%)」「ハワイ(首都圏32.3%、地方30.8%、)」「オセアニア(首都圏32.3%、地域30.1%)」。この結果から、羽田-ホノルル線の乗り継ぎの利便性などがさらに認知されれば、利用者は大幅に増えるとみられている。
首都圏の多くは、「羽田空港発であれば便利なので利用したい(63.4%)」「日本の航空会社が利用できるなら安心(19.8%)」などと回答。地方は、「羽田空港発であれば便利なので利用したい(24.8%)」「羽田空港は遠いので、利用したいとは思わない(19.4%)」となった一方で、「日本の航空会社が利用できるなら安心(28.2%)」「羽田空港までの移動が安くなるなら利用したい(24.2%)」「出発前や帰国後に宿泊しなくてもよいなら利用したい(17.6%)」など、条件次第で利用に前向きとなっている。
首都圏は、東京、神奈川、埼玉、千葉。昨年の出国率が7%未満の23道県は北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄。アンケートは20歳から75歳の男女を対象に実施された。