ロイ・ヤマグチ氏が米国旅行促進メンバーに任命
ハワイを代表する有名シェフの一人、「ロイ・ヤマグチ氏」(ロイズ・レストラン・オーナー)が、訪米旅行の促進を目的に発足した「コーポレーション・フォー・トラベル・プロモーション(CTP)」のボードメンバー11人に選ばれた。電子渡航認証システム「ESTA」の有料化による収益など約2億ドル(約167億円)を投じて海外市場での旅行プロモーションを進めることになる。
全米旅行業協会によると、これは旅行促進法(TPA)に基づくもので、ゲイリー・ロック米国商務長官が下記11人のボードメンバーを任命。今後、11人の中からエグゼクティブディレクターを選出し、国際的なグローバル・マーケティング戦略を立案する。予算は最大2億ドルだが、民間部門の出資額と同額が電子渡航認証システム「ESTA」の有料化による収益から提供されるため、民間部門の額が全体の予算を決定する。
今回のCTPは、オバマ米大統領が掲げる5年で輸出額を2倍にアップする目標に向けた取り組みの一つ。実際にプロモーションが実施された場合、訪米旅行者の消費によって40億ドルの追加的な経済効果を生みだすことが予想されている。
■CTPボードメンバー
◇キャロライン・ベティータ カリフォルニア・トラベル・&ツーリズム・コミッション・プレジデント&CEO
◇ロイ・ヤマグチ ロイズ・レストラン・オーナー
◇スティーブン・クルーベック ダイアモンド・リゾーツ・インターナショナル・チェアマン&CEO
◇ジョージ・ファティータ ニューヨーク市観光局CEO
◇マーク・シュワブ ユナイテッド航空国際関連業務部門シニア・ヴァイス・プレジデント
◇ダニエル・ハルパーン ジャックモント・ホスピタリティー・インク・プレジデント&CEO
◇トム・クライン セイバー・ホールディングス・プレジデント
◇デヴィッド・リム アムトラック・チーフ・マーケティング・オフィサー
◇リンダ・S.ツェンゲーレ ステップトー&ジョンソンLLPパートナー
◇ダイアン・ショバー ワイオミング州ツーリズム・ディレクター
◇アル・ワイス ウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツ・ワールドワイド・オペレーション・プレジデント