ハワイロード

全日空が羽田線に伴い成田線を減便・小型化

羽田に新サービス-各種ラウンジも設置

羽田の発着枠拡大に伴う路線計画で、全日空は需給バランスを図るため成田の国際線の一部を減便、機材を小型化することを29日までに決めた。羽田-ホノルル線が就航する10月31日から、成田-ホノルル線などの機材を小型化。全日空ではすでに7月から羽田の国際線の販売をしており、減便や機材変更は予約状況の変動などから、調整した結果だという。

全日空はまた、10月21日の羽田空港新国際線ターミナルの供用開始にあわせ、新サービスを開始。新国際線ターミナルには新「ANAラウンジ」とANAマイレージクラブ「ダイヤモンドメンバー」用の「ANAスイートラウンジ」を設置する。到着時用の「ANAアライバルラウンジ」もオープンする。

国内空港(北九州空港と壱岐空港は除外)から羽田空港発の全日空国際線へ搭乗する場合、スルーチェックインを可能とし、国内線から国際線への最低乗り継ぎ時間を従来より10分短縮した70分に変更。国際線から国際線への乗り継ぎの場合は、従来の60分から45分に短縮する。

その他、パソコンでのインターネットチェックインのほか、10月21日から携帯電話でのチェックイン「クリック・モバイル・チェックイン」も開始。国内線から国際線への乗継でも対応を始めることになっている。

羽田空港では新国際線ターミナルの供用開始に先立ち、10月13日に第2ターミナルの出発・到着ロビーが2倍に拡大。自動チェックイン機や手続カウンター、保安検査場、到着時の手荷物返却場が増設されるほか、身体が不自由でサポートを必要とする搭乗客のために、国内空港初の室内カウンター「ANAスカイアシストカウンター」を設置する。休憩場所や優先保安検査場を設け、利便性を向上させる。ダイヤモンドサービスメンバー用には、専用保安検査場「ANAスイート・チェックイン」が新設される。