レンタカーを利用した海外旅行先は「ハワイ」が最多
30代女性は男性利用者を上回る
「海外レンタカーに関する調査」(大手旅行社実施)によると、利用した旅行先は「ハワイ」が28.1%を占める最多ということが19日までに明らかになった。公共交通機関がバスしかなく、比較的小さな島なので、高率となっているようだ。2位は、「米本土」(22.1%)で、合わせると米国が過半数となっている。以下、「欧州」(16.2%)、「グアム・サイパン」(13.0%)、「豪州・ニュージーランド」(11.9%)と続き、アジアでの利用はまだ少ない。
海外旅行先でレンタカーを利用したことがあるのは64.3%。男女の年代別では意外に60歳以上の男性が90%と多いことから、ビジネス渡航などで利用するケースも見込まれ、特に米国では身近な移動手段となっている。男女別では男性が平均70%で女性よりも多いが、30代だけは女性(60%強)が男性(50%強)を上回ることから、30代女性は海外旅行でも旅慣れていることが伺える。利用した目的は「移動手段」(39.3%)が最多で、「自分のペースで楽しめる」(24.9%)、「ドライブを楽しみたい」(22.2%)と続く。
今後、海外でレンタカーを利用するかどうかについては、「機会があれば利用したい」(55.0%)、「積極的に利用したい」(27.2%)と8割強が海外でレンタカーを利用したいと考えていることも分かった。ただ、これまでレンタカーの利用経験がない理由については、「海外での運転が不安」(34.4%)、「万が一の事故が不安」(27.0%)が半数と、慣れない海外での運転に不安があることも浮き彫りになっている。