2便目の運航目指し、11年度にはA330型機も導入計画
羽田空港に初就航することが実現しつつある「ハワイアン航空」は23日までに、日本語を話せる客室乗務員をすでに採用するなど、今後のサービス拡充に向けてた活動を開始している。本来、1日2便を申請していたので、「いずれ2便目も就航させたい」と関係者は意欲を見せている。運航開始当初はB767-300ER型(264席)を予定しているが、同社ではA330-200型(294席)の導入を進めており、2011年度には羽田便に同型機を導入する見込みという。
運航スケジュールは、羽田を深夜に出発し、ホノルルには正午に着く計画のため、仕事を終えてから羽田に向い、ハワイ到着後すぐにホテルへチェックインや観光できるなど、時間を有効に活用できるように計画。復路は、ホノルルを午後7時ごろに離陸し、羽田には午後10時ごろに戻る予定になっている。
羽田の国内線ハブ空港としての機能を活用すれば、地方需要の取り込みも考えられるため、将来、地方から接続できる便も検討。また同社は、ハワイからロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの米西海岸10都市へも運航しているため、路線網を活かして日本-ハワイ-米本土を周遊するプランも浮上している。