日本語ウェブサイト開設と日本人ガイド付きツアーを充実
零戦やB-25など第二次世界大戦当時の貴重な航空機が保管されている「太平洋航空博物館パールハーバー」は、日本人観光客向けのサービスをこのほど拡充させた。新たに日本語ウェブサイトを立ち上げ、日本人ガイド付き「飛行士ツアー」も新設。真珠湾(パールハーバー)にある数多くの見所の中で最も新しく、必見のアトラクション施設です。
太平洋航空博物館パールハーバーの格納庫には、ジオラマによる展示、零戦、B-25ミッチェル爆撃機などの貴重な戦闘機や最初の空撃を収録したフィルム、戦闘シミュレーターなど、数多くの展示物があります。零戦1機は飛行可能な状態で、もう1機は戦争中、ニイハウ島に不時着して残されたものが展示されている。
日本語版「飛行士ツアー」では、日本人ガイドが第二次世界大戦で実際に使用された2つの格納庫を案内。所要時間は約1時間半から2時間で、要望に応じて調整可能となっている。事前予約がお勧めで、毎日午前10時から午後3時まで実施中。ツアー料金は、大人、子供(4~12歳)とも $10(入館料別)。このツアーでは、最初に博物館(格納庫37)から始まり、零戦のほか、戦争時に活躍した航空機を丁寧に説明している。
次に、復元工房がある隣の格納庫79へ移動。ミグ15やF-14トムキャット、F-15イーグル、F-86など、復元作業を待つ多くの飛行機やヘリコプターを見学することができる。格納庫79の敷地面積は約8,175㎡で、博物館(格納庫37)の倍の広さがある。
窓には、1941年12月7日の真珠湾攻撃時の弾痕が今でも残っているのを見ることができる。この復元工房では、航空機が復元されている様子を直接見学でき、さらにガイドを通じて工房のクルーに質問することもできるので、航空ファンには見逃せない魅力がある。
同館パールハーバーでは、「日本人観光客の方々に、より奥深い歴史的な体験をして頂けるようになりました。実際に飛行したパイロットの体験談や展示品を歴史の1ページとして知る良い機会。博物館のインフォメーションは日英両語で書かれており、日本人観光客向けのサービスを拡充したので、より一層お楽しみいただけると思います」と抱負を語っている。
◎太平洋航空博物館パールハーバー
住所: Hangar 37, Ford Island 319, Lexington Blvd., Honolulu, HI 96818
開館時間: 毎日午後9時~午後5時
閉館日: クリスマス、感謝祭、元日
一般入館料: 大人$15、子供(4~12歳)$8
問合せ: (808) 441-1000
入館券の購入: アリゾナメモリアルまたは下記HPよりオンライン可
アクセス方法: USSボーフィン博物館前からフォード島行き無料シャトルバスに乗車し、2つ目の太平洋航空博物館パールハーバー前で下車(入館券購入の場合シャトルバルが無料)
日本語HP: www.pacificaviationmuseum.org/jp