2年ぶりに9/19・20、ヒッカム空軍基地で華麗な航空ショー

米空軍のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」が9月19日(土)と20日(日)の2日間、ホノルル国際空港の西側に隣接するヒッカム空軍基地で、迫力ある華麗な「航空ショー」を披露する。アクロバット飛行は両日とも、午後3時からの予定で、約40分間実施。午前10時から午後5時まで、同基地内でステルス戦闘爆撃機などの展示や軍楽隊の演奏なども計画されている。会場では滑走路の一部が無料駐車場になるが、かなりの入場者が予想される。入場無料。

海軍の「ブルーエンジェルス」と並び、空軍が誇る「サンダーバーズ」のF-16戦闘機は、昨日午後に8機が飛来。超高速で1列に並んだり、急降下や回転飛行などのパフォーマンスを見せるため、同基地への着陸前には基地上空を何回も試験飛行した。この間、隣接するホノルル国際空港は一時閉鎖。明日18日（金）の練習時と本番の両日には同空港は閉鎖される。

チーム名の「サンダーバーズ」はインディアンの伝説の鳥とされるサンダーバードから命名。一時期、T-38タロン･ジェット練習機を使用していたこともあったが、以降は常に最前線のジェット戦闘機を用い、現在はF16ファイティングファルコンを使用。航空ショーでの最速は650mph（時速約1052km、マッハ0.86）。もちろん、弾薬類は取り外されているが、有事の際には即戦力としても闘える機種で、白地に赤と紺の派手なカラーリングと主翼下面に描かれたサンダーバードの塗り分けが魅力の戦闘機です。

この航空ショーは、猛スピードで飛び交うサンダーバード数機が爆音とともに、各機体の間隔わずか数メートルという距離で編隊飛行や交差したり、真っ逆様に飛んだりするもので、まさに圧巻。ハワイでのお披露目は近年では2003年8月と20007年9月以来。2年前にも今回と同じ「アロハフェスティバル」開催中にワイキキ上空でアクロバットを披露し、爆音でホテルの窓ガラスが揺れるなど、度肝を抜かれた。

会場は米軍の基地内という場所柄、随時、持ち物検査が実施される場合もあり、観光客は身分証明書(パスポート)を必ず持参すること。会場内では飲み物類の購入が可能で、昼にはファーストフードのブースが出るので、そこでランチを買うこともできる。

◎サンダーバーズ航空ショー

会場：米ヒッカム空軍基地
場所：ホノルル国際空港の西側に隣接
日時：9月19日、20日10:00～17:00
入場：無料
アクセス：レンタカーならH-1ウエストのHickam/Pearl Harbor exitで降りるか、99号線を西向きで走り、ホノルル国際空港の西隣り。ザ･バスならワイキキから19番を利用52