ハワイロード

JAL8・14ファミリー限定ジェット大人気

赤ちゃん参加は通常の6倍で完売

日本航空が8月14日に12歳未満の子供を伴うファミリーだけで成田からハワイに向けて飛ばす「家族専用機ファミリージェットハワイ6日間」チャーター便が、このほど完売されたことが分かった。当初、新型インフルエンザに伴う影響でキャンセルもあったそうだが、全362席を完売。特に、2歳未満の赤ちゃんが31人と、通常の約6倍にあたる予約数で人気のほどが伺える。先月実施された大手旅行社のアンケートでも、内容重視が全体の57%で、価格重視を上回っている。

ハワイファミリー限定チャーター便には、家族向けサービスとして授乳ゾーンが設置されたほか、子供の世話に慣れた客室乗務員や子供向けアニメ映画、オムツ交換台を用意したトイレ、赤ちゃん用のベッドなどを用意。こういう気配りや心遣いが、赤ちゃんや12歳以下の小さな子供連れファミリー層の心を確実につかんだようだ。ちなみに、このハワイファミリー限定ツアーは通常高値となるお盆の時期に重なり、4泊6日の旅行代金は17万4800円から22万2800円だった。

上記アンケートを年代別に見ると、20、30代は価格重視派で、40代以上は内容重視派の割合が高く、年代が上がるにつれて多くなる傾向。旅行形態では、「カップル・夫婦旅行」でも内容重視派が62%で、家族旅行、友人との旅行でも内容重視派の割合が高い。内容重視派に最重視項目を聞くと、宿泊施設が46%で圧倒的。詳細は、高齢者向けまたは子供向け設備、禁煙ルームの有無、部屋からの眺めなどだったことで、今回JALのチャーター便が好評だったことを裏付けている。

とにかく価格を最も重視する層は若い世代を中心に根強くあるものの、「安かろう、悪かろう」的な旅行費用の安さだけが判断基準ではなくなってきており、徐々に内容重視に移行していることは今後、見逃せないのでは?