7月から1人＄7.5に値上げ

2004年に全米No.1ビーチに選ばれたオアフ島の人気観光スポット「ハナウマ湾」の入場料が、7月から1人＄7.5（前US$5）に値上げされています。正式名称はハナウマ湾自然保護区(Hanauma Bay Nature Preserve)といい、保護区のため熱帯魚やウミガメの楽園として徹底して管理されています。入場時には海洋保護に関する約9分間のビデオを見ることを義務付け。美しさは、かつてエルビス・プレスリー主演の映画「ブルーハワイ」のロケ地に選ばれたほどです。

ハナウマ湾(Hanauma Bay)の「ハナ」はハワイ語で湾を意味し、「ウマ」はコップなどの握り手の形を言います。地形状、まさに握り手の形をしています。元はクレーター（火口）でしたが、片側が崩れて沈み、入り江になったのです。湾内にはサンゴ礁が広がり、カラフルな熱帯魚が近くにまで寄ってくる最高のシュノーケリングポイント。波が穏やかなこともあり、初心者や子供でも十分に楽しめる観光スポットです。

生態系を守るため、大型魚の外洋からの侵入を防ぐため、魚介類保護地区にも指定。ハワイだけでなく、人類の財産ともいえる美しい海とビーチを守るためにも、魚にエサは与えることはできません。サンオイルはシャワーで流してから海に入り、ゴミも持ち帰るよう、心がけたいものです。また、州政府は訪問者をいくらでも受け入れる姿勢ではなく、一定数で入場制限する意向が強く、管理費もかかるため、今回の値上げに踏み切ったそうです。

なお、入場時に見る映画は年に1回見ればよく、終了後に映画館前方にあるリストに英語で記名すると、以降1年間は映画不要でビーチへ降りることが可能。次回来場時にはインフォメーションデスクで名前を検索してもらい、スタンプを押してもらうと、直接ビーチへ行くことができるのでお忘れなく。売店、シャワー、脱衣場、トイレ、公衆電話もあり、安価でシュノーケリングセットもレンタルできるので、詳しくは直接お尋ねください。

◎ハナウマ湾
開場時間：6:00～19:00（冬季は～18:00）
入場料：1人＄7.5（12歳以下とハワイ州居住者は無料）
駐車料金： 1台＄1
定休日：毎週火曜日、12月25日（クリスマス）、1月1日（元日）
アクセス：カラニアナオレ・ハイウェイをハワイカイ方面へ東進、ココマリーナSCを越えて坂を上りきった右側。ワイキキから東へ車で約30分、またはザ・バス22番（片道＄2．25）で約45分。
シャトル：駐車場とビーチ間往復＄1.50(徒歩約7分)
問い合わせ：（808）396－4229（24時間英語で自動音声ガイダンス）