今夏の海外旅行動向はハワイが人気トップ
9月のシルバーウィーク人気が高い
今年の夏休み(7月18日~9月30日)の海外旅行動向を大手旅行社数社がまとめたところによると、人気の方面別では1位がハワイで、燃油サーチャージの減額、廃止に伴い、欧州も人気が高くなっていることが6日までに明らかになりました。2位以下はソウル、3位グアム、4位バリ島、5位バンコクと、ファミリーに人気のハワイやグアムのほか、気軽にいけるアジアの人気が高い。8位のフランスは41%増、英国は19%増の伸び率で、米国とカナダは10%減で新型インフルエンザの影響が残っているが、9月は12%増とシルバーウィークをきっかけに回復傾向にある。
時期では、特に9 月のシルバーウィークの人気が高く、出発日別では1位が9月19日、2位が18日、4位が20日で、トップ5以内がシルバーウィーク。また、3位が7月18日、5位が7月25日で、7月も好調。夏休み期間の予約は早期予約が多く、1月から4月は前年の倍以上で推移。6月に入り、上旬が12% 増、中旬が28%増、下旬が43%増で、単月では30%アップで推移した。なお、新型インフルエンザの影響で需要が減退した5月は夏休み期間全体の予約が前年を下回ったが、9月は55%の増加となった。チャーター便を計画する旅行社では「ハワイ行きチャーター便は即日完売」するほどハワイ人気が回復傾向にあるという。
■夏休み平均は5.6日、前年から0.2日減
夏休みの連続休暇の平均日数について、今年は前年比0.2日減の5.6日となっている。全国労働基準関係団体連合会などによると、各都道府県の主要企業から1270の事業所のうち、回答があった1102の事業所で、日数別では4日が最も多く23.6%で、5日が20.5%、3日が20.1%、9日が19.8%だった。10日以上の連続休暇を予定する事業所は3.5%にとどまった。産業区分では、製造業が544社中96.1%の523社が平均6.3日を予定。非製造業では558社中90.0%の502社が平均で4.8日を予定している。
■20代社会人の理想とする夏休み1位は海外旅行
20代の社会人を対象に実施された「夏休みに関するアンケート調査」では、夏休みがある人の割合は75.8%で、平均日数は6.3日。理想の夏休みは1位が海外旅行(30.8%)で、国内旅行(26.6%)、イベント(12.2%)、帰省(11.6%)と続く。ただ、現実的な予定の1位は国内旅行(25.7%)で、帰省(23.2%)、特に何も決めていない(15.5%)、海外旅行(9.6)、自宅でのんびり(9.0%)となっている。この数字から、海外旅行やイベントなどアクティブな夏休みが理想だが、実際にはゆっくり体を休めたい、と考えているようだ。