ビジターセンターから出る食品廃棄物のリサイクルを推進

環境負荷の軽減と食品資源の有効活用のため、クアロアランチ・ハワイ（以下、クアロア）は、今年1月から、ミミズを飼って有機ゴミを処理する「ミミズコンポスト」を設置しました。毎週金曜日にビジターセンター内のキッチンから出る約10kgの生ゴミを入れると、食べたミミズの糞から良質な肥料が得られることから、敷地内にあるパリク庭園の土壌改良などに活用する予定になっています。

ミミズコンポストは、風通しの良いビジターセンター裏に設置。オレンジ色の大きな屋根が目印で、高さ1.5m、幅2m、奥行き1mの木製の箱で、暑さに弱いミミズに直射日光が当たらず、雨水も入らないよう工夫されています。

ミミズコンポストは「無臭」、「小スペース」、「電気を使わない」、「低コスト」、「早い処理」「肥料ができる」といった利点があります。ミミズの糞には塩化窒素、リン、有機物、マグネシウムが豊富でバクテリアや微生物がいるので、栄養価の高い安全な肥料を得ることができます。
クアロアがミミズコンポストを設置したことにより、食品廃棄物の削減やリサイクル意識を高める新しい教育プログラム作りなども提案しながら、様々な施設や一般家庭にもミミズコンポストの導入化を推進していきながら循環型社会に貢献できるよう努めていく計画になっています。

◎クアロアランチ・ハワイ（クアロア牧場）

住所：49-560 Kamehameha Hwy., Kaneohe, HI 96744
電話：(808) 237-7321 (予約課）
営業時間：9:00～17:00
予約受付：7:00～17:30
ホームページ：http://www.kualoa.com/jp
一般からの問い合わせ：akira@kualoa.com（日本語）