ハワイ往復4000円へ、条件表も改定
全日空は16日、日本航空に次いで4月1日から6月30日発券分までの国際線燃油サーチャージ額を全方面平均で90%近く値下げし、国土交通省に申請した。ハワイ路線は現行の往復2万9000円から4000円へ大幅ダウン。7月1日以降発券分の燃油サーチャージ額については、5月中旬をめどに再度改定基準に伴い設定する予定だが、2月から4月までの平均市況価格が、1バレルあたり60ドルを下回った場合には「廃止する」としている。 今回の燃油サーチャージ額は、昨年11月から今年1月のシンガポール航空燃料市場価格の3ヵ月平均が対象。平均価格は1バレルあたり64.22ドルだったが、今回の設定に当たっては市場や利用者の批判的な声を受けて、適用額の水準を従来よりも引き下げている。4月以降の燃油サーチャージ額については、日本航空も同様に適用条件表の改定も含めた大幅な引き下げをすでに発表済みで、近く認可申請を行う予定。
◎全日空燃油サーチャージ額
(改定後/現行)ハワイ:2000円/1万4500円