ハワイ州50周年記念の来年「特別プロモーション」
「(仮)人生の中の、ハワイ。」や「ハワイ50選」
ハワイの文化、歴史や体験などを紹介する「So Much More Hawaii(からだで、こころで、もっと感じるハワイ。)」を中心にプロモーションを展開しているハワイ州観光局は来年、ハワイが米国50番目の州となって50周年記念を迎えることに伴い、これに関連したプロモーション「(仮)人生の中の、ハワイ。」を展開することになりました。燃油サーチャージ代の高騰、航空機の座席数減少など、ハワイへの訪問者数はジリジリ減っていますが、一方でフォーシーズンズ、ハレクラニ、カハラなどの高級ホテルに宿泊する日本人観光客は順調。そこで、これまで以上にハワイへの目的意識や特別な意欲につなげるプロモーションを展開する計画のようです。
今月下旬、日本ハワイ観光促進協議会のマーケティング、航空、サービス、MICE(Meeting:会議・研修・セミナー、Incentive/Inspection:招待・優待・視察、Convention:大会・学会・国際会議、Exhibition:展示会の総称)の4部会でアクション・プランを取りまとめ。日本旅行業協会(JATA)でも、「マーケティングやサービスなどが中心になる」と、上記会合で取りまとめた計画を実行に移す見込みとなっています。この中で、ハワイ州観光局が計画している50周年記念プログラムに関連する「ハワイ50選」と題して、見どころや日本との関連の深い事柄を選び、マーケティング活動に活用する計画もあります。同協議会のメンバーである旅行会社、航空会社、ホテル、レンタカー、ウエディング各社と同観光局が緊密に連携し、集客につなげるプランとなっています。
なお、ハワイ州産業経済開発観光局の調べでは、今年7月の日本人訪問者数は11.7%減の10万2681人で、1月からの累計は6.7%減の66万5401人。米西海岸からの訪問者数は19.3%減の26万2520人、米東海岸は13.8%減の15万8439人で、1月からの累計では米西海岸は9.9%減の169万9683人、米東海岸は8.1%減の109万8506人。サブプライムローン問題など、景気低迷の影響も影を落としています。果たして、「特別プロモーション」の思惑や、如何?