ハワイロード

一定の条件を満たしたパソコン用バッグはそのままでOK / 米運輸安全局

ビザ無し渡米に必須の電子渡航認証システムが登録開始

2001年の9・11同時多発テロ事件以降、空港などでのセキュリティーチェックが厳しくなっていましたが、米運輸安全局は8月16日から、米国内の空港での手荷物検査でラップトップ型コンピューターを調べる時に、一定の条件を満たしたパソコン用バッグであれば、PCをバッグに入れたままで検査を受けることを承認しました。同局がお墨付きを与える、この「エックス線検査対応バッグ」は今夏中に商品化、販売される見込みです。空港での手荷物検査時に、パソコンを入れたり出したり、と結構面倒なときもあったので、便利になりそうですね。

米運輸安全局が「チェックポイント・フレンドリー」と呼ぶ手荷物検査対応バッグは、同局が製造業者と協力して開発。検査官は、バッグ内のPC画像を障害物なしに確認できる構造となっています。同局は2007年春に、約60社のパソコン用バッグ製造業者に、検査対応のバッグをデザインするよう協力を依頼。試作品のテストを経て、同局側は「検査対応」バッグの基準を決定。ラップトップだけが収納される場所があり、その部分がエックス線検査台の上に平らに広げて置けるようなデザインで、金属のチャックやボタンは一切ないつくりになっています。

一方、すでにお伝えしておりますように、2009年1月12日以降、ビザなしで米国に観光などで訪れる場合に、本格導入される「電子渡航認証システム」ですが、希望者は事前にオンラインでの登録・認証が可能となっています。2009年1月12日以前に渡米を計画されている場合には登録は必須ではありません。ただ、正式導入される来年1月12日前後は、世界中から登録が殺到することが予測されるため、米国土安全保障省の認証に遅れが生じる可能性もあります。来年、ビザ無しでハワイなどに来られる予定の場合は、早めに登録されることをお薦めします。10月には日本語での登録サイトも設置される予定になっています。

◎米国土安全保障省

ウエブサイト:http://www.dhs.gov/xnews/releases/pr_1212498415724.shtm