パッケージツアーは2009年4月開始
全日空は8月以降順次、自社で販売する航空運賃の表示方法について、燃油サーチャージ代を加えた金額表示に一本化することになりました。「分かりにくい」、「二重取りでは?」などの消費者からの苦情や旅行会社などからの要望に応えたかたち。ただし、この燃油サーチャージ代を含めた金額表示は自社設定の運賃だけで、他社便による乗り継ぎ運賃には適用されないそうです。
また、旅行会社のパッケージツアーについては、すでに今年下期のパンフレットが完成している旅行会社が多いことから、来年4月1日以降、燃油サーチャージ込みの金額表示ができるようにする見込み。具体的な運賃の設定内容は、検討中ということです。
一方、日本航空は先月30日から、ホームページ上の運賃表上部に、黄色の背景と赤文字で目立たせ、燃油サーチャージの目安額表示を開始。国土交通省が先ごろ「燃油サーチャージは旅行代金の一部」という見解を通達で示したことで、できる限り、分かりやすくする意向です。出発日や方面などを指定する個別の運賃検索ではすでに、結果で燃油サーチャージ代を含めた合計額を表示することも開始中だそうです。