ロイヤル・ハワイアン・センター再開発プロジェクト完了
約3年に及んだ1979年の創業以来初の全面改装
総額約124億円(1億1500万ドル)をかけたワイキキ最大のショッピングセンター「ロイヤル・ハワイアン・センター(旧ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター)」の再開発プロジェクトが、このほど完了しました。約3年に及んだ、1979年の創業以来初の全面改装工事を経て、ショッピング以外に充実したダイニング、エンタテインメント、カルチャー、ナイトライフなど、年代を問わず幅広く楽しめる複合施設へと生まれ変わりました。カラカウア通りに面した4階建て3つのビルからなる同センターには、110店もの多彩なショップとレストランが勢ぞろい。ワイキキで最も多くの高級ブティックのフラッグシップストアが集中するエリアとなりました。また、最新型の劇場エンタテインメント「ワイキキ・ネイ」も、8月5日から公演を開始する予定です。
再開発プロジェクトは、ハワイの伝統への回帰をテーマに行われました。改装後の最大の特徴は、センターの中心に新設された「ロイヤル・グローブ(王家の庭園)」と呼ばれる広場。かつてヘルモアと呼ばれた王族ゆかりの地にヤシ林を再現し、2,790㎡におよぶワイキキ最大のグリーンスペースには、池を囲んでハワイ固有の植物やヤシの木が繁茂。毎週様々な無料カルチャーレッスンやエンタテインメントが催され、ハワイの文化や歴史に触れることができる人々の集いの場となっています。また、この土地を所有するカメハメハ・スクールズの創立者で、ハワイの文化や教育を第一に考えていたパウアヒ・ビショップ王女の銅像も建立されました。
6月にロイヤル・グローブ脇にオープンした「カウラニ・ヘリーテージ・ルーム」では、センターとワイキキ、ネイティブハワイアンの歴史についてのショートフィルムや資料が常時公開されています。この他、センターの各所には、ネイティブハワイアンによる壁画やアートをはじめ、ヘルモアの象徴であるヤシのデザインが用いられ、ハワイ語のビデオや館内放送が流れるなど、ハワイの歴史や伝統文化を重視した新しいワイキキの顔となりました。今回の全面改装工事では、総フロア面積が約27,000㎡から約28,800㎡にまで拡張され、センター全体が緑豊かで開放感な空間になりました。歩行者が往来しやすいよう通路や歩道の舗装も改善され、カラカウア通りに明るい景観を造り出しています。
新生ロイヤル・ハワイアン・センターには、7フォー・オール・マンカインド、ビビ、ブルガリ、カルティエ、フェンディ、フェラーリ、エルメス、ジューシー・クチュール、ケイト・スペード、マルシアーノ、レスポートサック、ロレックス・カイマナ・ケア、サルヴァトーレ・フェラガモ、トゥルノーといった世界有数のブランドと人気ブティックが軒を連ねています。
ダイニングでは、P.F.チャンズ・チャイナ・ビストロ、チーズケーキ・ファクトリー(全米売上第1位)、レストラン燦鳥(サントリー)、お好み焼き千房、道楽寿司、パラディーソ・シーフード&グリル、ヴィラ・パラディーソ、ウルフギャングス・ステーキハウス、セニョール・フロッグス・レストラン&バー、北京海鮮中華といった国際色豊かな有名レストラン10店が揃いました。さらに6月末には、Bビル2階にオープンエアのフードコート「パイナ・ラナイ」がオープンし、ワイキキで数少ないカジュアルダイニングが楽しめる場所として賑わっています。
◎ロイヤル・ハワイアン・センター
住所:2201 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI 96815
営業時間:10:00~22:00 年中無休(レストランなど一部深夜まで営業)
ゲストサービスデスク: (808) 922-2299
日本語ホームページ:www.royalhawaiiancenter.com/jp