ハワイロード

NW航空が成田にオンライン・チェックイン用の新システム導入

全世界のNWの搭乗手続きシステムで初

ノースウエスト航空(NW)は7月8日から、成田空港に全世界のNW搭乗手続きシステムで初の導入となる新たなチェックインシステムを始めました。預け入れ手荷物のX線検査が不要になる「インライン・スクリーニング・システム」が、第1ターミナル北ウィングに導入されたのに伴う措置。これまでX線検査装置の前で警備員が行っていた本人確認を48台のセルフサービス・チェックイン機に組み、搭乗客が事前にオンライン・チェックインを済ませて印刷したA4サイズの搭乗券を読み取るためのスキャナも12台設置。通常のカウンターにあるコンピューターにも接続し、搭乗手続きが迅速化されました。オンライン・チェックイン利用者向けの優先カウンターも新設されました。

新システムの導入により、パスポートを通すだけで、オンラインでつながるデータベースと照合。ブラックリストに該当する人物かどうかなどを瞬時に確認し、画面上に本人の荷物であるか、他人から荷物を預かっていないかなどの質問も表示されます。このインライン・スクリーニング・システムは成田空港の第1ターミナル南ウィング、第2ターミナルでは、すでに導入されています。

このインライン・スクリーニング・システムの導入で、これまでチェックインカウンター周りを囲んでいたセキュリティ・フェンスやチェックイン前のX線荷物検査がなくなり、チェックイン・カウンターエリアのスペースが開放的な空間になりました。預ける荷物がない機内持込み手荷物だけの搭乗客には、専用のセルフサービス・チェックイン機5台を用意。4月にグランドオープンしたワールドクラブ・ラウンジ(第2サテライト)などを加え、ノースウエスト航空の成田空港チェックインロビーのリニューアルはすべて完成し、今後はさらに広くなったロビーでよりシンプルでスピーディーに搭乗手続きができることになっています。