和歌山・日ノ御埼沖の紀伊水道へ針路

今年3月にハワイから世界初の波浪推進船「SUNTORYマーメイド2号」による航海に挑戦していた冒険家の堀江謙一さん（69歳）が、早ければ今日3日夕にも和歌山・日ノ御埼（ひのみさき）沖の紀伊水道にゴールする見通しであることが分かりました。ホノルル港を出航して108日目となる昨日午後6時の時点で、高知・室戸岬の南約50kmの太平洋上進み、現在、北東に針路をとっています。

堀江さんは昨日、オフィシャルサイトの航海日誌に、「ゴールは近い！　土佐湾の沖を良いペースで進んでいます。和歌山県日ノ御崎沖のゴールラインまで100マイルを切りました」と、元気な様子を伝えています。当初の計画では、5月末ごろにはゴールする見込みでしたが、波や風が弱まるという気象条件や逆向きの海流などで、波の力だけで進む波浪推進船の速度が落ちたことで、約1ヵ月遅れのゴールとなりました。

◎波浪推進船SUNTORY マーメイド2号

船の大きさ：全長9．5m、最大幅3．5m、総重量3トンの双胴船
速さ：約3ノット（時速約5．6km）
ゴール見込み：2008年7月3日夕
航海予定ルート：ハワイ・ホノルル港から和歌山県沖の紀伊水道までの約6000km
セーラー：堀江謙一さんウェブサイト：http://www.suntory-mermaid2.com
協力：チームフォレスト株式会社