ノースウエスト航空が7月1日から燃油サーチャージ値上げ
7/1から国際線搭乗ゲートで全旅客のパスポートもチェック
ノースウエスト航空は7月1日発券分から、日本発の燃油サーチャージ額を引き上げることを決めました。ハワイ線の場合は、現在の片道1万4000円から1000円の値上げで1万5000円(往復3万円)となります。また、今回改定分から、座席を使用しない2歳未満の幼児は燃油サーチャージの対象外。ちなみに、日系航空会社の日本航空と全日空はともに7月1日から往復4万円となります。
また、同1日から、すべての国際線搭乗ゲートでパスポートのチェックが実施されることになります。国土交通省が発表したもので、自動チェックイン機の利用が増え、チェックインカウンターでのパスポート確認が困難になったためです。国際民間航空機関はテロ対策の一環として国際線搭乗ゲートでのパスポートチェックを各国に求め、諸外国でも実施されます。現在では、米国政府の要請で、米系航空会社と米国行きの便でのみ航空会社が実施しています。
一方、航空業界の調査会社が、米国航空業界に関する今後の予測調査をこのほど発表し、大手を含む複数の航空会社が破産に追い込まれ、一部は完全に清算することになるというショッキングな予測をしています。というのも、原油価格が現在の水準を維持した場合、規模の大小を問わず複数の米系航空会社が資金繰りに困り、今年末から2009年初めにかけて、支払い不能状態に陥る企業が続出すると報告。同調査では、各航空会社の現状を踏まえた場合、近い将来には米連邦政府が何らかのテコ入れをする必要に迫られると見ているようです。
ハワイでも数年前まで、ガソリン価格は1ガロン(約3.785リットル)が$1.70くらいだったものが、今では$4以上という、異常な状況が続いています。小さな島で、公共交通機関はバスくらいというハワイではマイカー通勤が普通だった友人、知人らも自家用車の使用を控え、自転車やバス通勤、通学が増えています。