ハワイ州政府が州立公園整備をスタート

カウアイ島の北端にあり、特に美しいビーチとして知られる「ケエビーチ」を、ハワイ州政府が本格的に再生するプロジェクトをこのほど始めました。ノースショアに至る道路の終点に位置するため、この数十年にわたって管理が十分に行き届かず、洗面所などの施設が老朽化していましたが、すでに新しい洗面所の建設に着手。今年後半には、無人だったビーチにライフガードの監視塔も新設される計画になっています。

ケエビーチはハエナビーチパークにあり、州立公園の中でもアメリカ本土からの観光客を中心に3番目に訪問者が多い人気のビーチ。昨年一年間で約70万人の利用者がありました。リフエ空港から北に向かい、1時間半ほど走ると行き止まりとなっている道路の端に着きます。その前に広がるのが美しいケエビーチ。一年を通して波が少ない日には初心者でも安全なシュノーケリングに最適な場所ですが、冬場の高波がくると泳げないものの、素晴らしい波のショーが披露されます。

道路の終点にあることから、毎日多くの観光客らで賑わい、台数は少ないけれど無料の駐車場もあります。ここは、雄大なナ・パリ・コーストへのトレッキングコースの出発地点でもあるので、ハイカーでも賑わいます。ケエビーチはサンセットが美しいことでも知られているので、眺めるだけで帰ってしまう人も多いようですが、是非、ビーチの右側へ少し歩き、振り返ってナ・パリ・コーストの美しい景観を楽しんでみてくださいね。比較的近いハナレイやプリンスヴィルに滞在すればさらに便利です。

リフエ空港方面から訪れる場合は、途中に伝説の妖精メネフネが悪霊を閉じ込めるために造ったとされるドライ・ケーブや火山の女神ペレが住んでいたというウェット・ケーブもあるので、立ち寄ってみてください。