遠洋航海カヌー「イオセパ」の展示施設が今夏完成予定
5万坪の敷地に7つのポリネシアを代表する島々の伝統文化などを体験できるテーマパーク「ポリネシア・カルチャー・センター」が、約265万ドルをかけて昨年11月から拡張しているハワイ村が2008年夏に完成の見込みとなりました。この拡張計画に伴い、隣接する系列のブリガム・ヤング大学ハワイ校が所有する双胴の遠洋航海カヌー「イオセパ（Iosepa）」の展示施設を建設し、ハワイ文化に焦点を当てた新しいプログラムを増やす予定になっています。
ハワイ村に建設されるイオセパの展示場は、ハラウ・バア（halau wa’a）と名付けられます。帆を揚げた57フィート（約17m）のイオセパを展示するために、ハワイ村には広い空間を設け、来場者が十分に体験できるようになるそうです。また、村の改築デザインは、イオセパがフキラウ・ビーチに進水する様子を模したものになっています。拡張工事は、2008年6月まで続く見通しになっています。
「ハラウ」とは、ハワイ語で「学びの家」という意味があるので、このコンセプトをもとに、帆の上げ下げ、ロープの結び方、星座コンパスなどの体験ができる予定です。また、イオセパの展示は、古代ポリネシア人の卓越した外洋航海技術に焦点をあて、かつて彼らがどのようにして1500万平方マイル（約3800万k㎡）の大海原をイオセパと同じようなカヌーで航海したのか、を分かりやすく解説することになっています。
ポリネシア・カルチャー・センターはオアフ島北部ノースショアのライエにあり、ワイキキから車で約70分の位置。広大な敷地内に、7つのポリネシアを代表するサモア、アオテアロア（ニュージーランド）、フィジー、ハワイ、タヒチ、マーケサス、トンガの島々の伝統文化や遊び、ゲームなどを実際に体験できることで人気です。昼のカヌーショーやイブニングショー「ホライズン！」はポリネシアの島々独特の歌や踊りを楽しむことができ、初めてハワイを訪れた方のほか、フラやハワイ好きのリピーターも実際に体験できるアクティビティが満載で、子供から大人まで楽しめます。
◎ポリネシア・カルチャー・センター
所在地：55-370 Kamehameha Hwy. Laie, Hawaii 96762
開園時間：正午～午後9時まで
休園日：日曜日、感謝祭、クリスマス
入場料：各種あるので下記ホームページを参照
電話・予約：(808) 293-3333
ホームページ：http://www.polynesia.co.jp