「馬」に乗って入院中の患者を見舞ったのは息子だった
にこやかに非番だった看護士らと記念撮影も
入院中の患者の愛馬を引き連れてカウアイ島リフエにあるウィルコックス・メモリアル病院を見舞っていた騒ぎで、見舞いの男性は患者の息子だったことが分かり、入院中の父を見舞うために父親の「馬」に乗って同病院に進入していたことが30日までに明らかになりました。
この息子は事前に同病院へわざわざ電話で「馬で見舞いに行く」と連絡。同病院内に乗り込むと、エレベーターを使って3階の病棟にまで進入したところで、警備員らに制止されていました。当時、この息子は酒に酔っていたらしく、病室内へ入ることを拒まれた後は、にこやかに非番だった看護師らと記念撮影までして引き上げたそうです。なお、見舞われた父親は、傍若無人な息子の行動に、「この馬は自分の愛馬ではない」と語ったとか・・・
話題が話題を呼び、多くのメディアから取材攻勢を受けることになった同病院の広報担当者は、「ペットの動物は家族も同然なので、病院内に持ち込むことを許すケースもありますが、さすがに他の入院患者の迷惑になる馬までは許可できない」と、事前通告してまで本当に馬で見舞いに来るとは想像もしていなかった様子。今回の事態を受けて同病院では、馬に乗ったままの見舞い客にエレベーターで3階まで進入を許したことを重く見て、「今後は警備体制を強化する方針」だそうですが、もう馬で見舞う客はいないと思うのですが・・・
いずれにしても、ハワイの中でもかなり素朴さが残る、カウアイ島らしい出来事だったようです。