ハワイロード

今年もハワイ・ウィンター・ベースボールが開幕

日本からヤクルト・村中、阪神・玉置ら7チームの計19選手が参加

昨年9年ぶりに復活し、日米の球界を支えるスター選手を数多く輩出している若手の登竜門「ハワイ・ウィンター・ベースボール」が、今年も9月29日(土)に開幕しました。オアフ島ワイパフのハンズ・ロレンジ球場をメーン会場に、今季はマウイ島カフルイのマエハラ球場、ハワイ島ヒロのウォン球場での遠征試合も実施。11月19日(月)の最終日(チャンピオンシップ試合)まで、ホノルル・シャークス、ウエストオアフ・ケインファイアーズ、ワイキキ・ビーチボーイズ、ノースショア・ホヌの4チームが各40試合を戦い、優勝を目指します。

プロ野球のオフシーズンに、若手選手の育成・強化を目的とするハワイ・ウインターリーグは1993年に設立され、ホノルル、カウアイ、マウイ、ヒロの4チームが対戦。多くの大リーガーや自国以外のプロ選手たちも調整のために出場し、若手が実戦の経験を積む絶好の舞台ともなっていました。が、資金難など財政上の理由で97年を最後に中断したものの、昨年9年ぶりに復活。日本の各球団のほか、韓国、台湾、中国、米国のマイナーリーグの選手らが出場し、各チームにはハワイ出身の選手も交えて明日のスターを夢見る120選手がハワイで鍛え合います。

昨年は、日本から能見(阪神)や辻内(巨人)ら32選手のほか、ニューヨーク・ヤンキースなどのメジャーリーガー数人も参加。現在、米球界のトップを極めたイチロー(マリナーズ)や井口(フィリーズ)、引退した新庄(日ハム)ら多くの選手たちが過去にこのリーグで経験を積み、これまでにジェイソン・ジアンビ(ヤンキース)の、アーロン・ブーン(マーリンズ)など約140選手がメジャーリーグで活躍しています。ハワイだけでなく、日本のプロ野球ファンも注目する試合日程などは、下記の公式ホームページを参照してください。

◎ハワイ・ウィンター・ベースボール

期間:9月29日~11月19日
主球場:オアフ島ワイパフのハンズ・ロレンジ球場
問い合わせ:(808) 973-7247
入場料:一般バックネット席$6、内野席$5、子供$3(12歳以下)
ホームページ:http://www.hawaiiwinterbaseball.jp
Photo courtesy:Dr MIZUNO, Katsunari