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ビショップ博物館のハワイアン・ホール改修は09年春に完了見込み

  • ビショップ博物館のハワイアン・ホール改修は09年春に完了見込み

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完成後には空調設備やエレベーターなどを新設

世界的にも貴重なポリネシア圏の200万点を超える美術工芸品を所蔵する「ビショップ博物館」のハワイアン・ホールで現在、改修工事が進められていますが、当初の計画より遅れ、2009年春ごろとなる見込みであることが、このほど同博物館関係者が明らかにしました。

1888年から1903年にかけて建てられたハワイアン・ホールはビショップ博物館の中心的な存在で、これまで大きな改築などは行われていない数少ない歴史的な建築物でした。が、老朽化や自然光を取り入れる建物の仕組みなどが原因で、展示品の状態を悪化させるなど、保存管理面での問題が指摘されていました。今回、約2100万ドルが必要とされる大規模な改修工事が2006年7月から始まり、計画では完成までに約2年の工期がかかるとされ、現在も作業は続いています。

同館に保存されているハワイアンらの貴重な遺物を保護し、後世に残すことを目的に始められた大規模な修復工事ですが、当初の予定をオーバーしたのは工事期間のみならず、残念ながら修復費用も不足する事態に陥っており、募金活動などを通じて必要な数百万ドルを集めていくと関係者は話しています。

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チャールズ・リード・ビショップさんが、妻でカメハメハ王家の末裔にあたるバーニーズ・パウアヒ王女の死去後、彼女を偲んで1889年にホノルルの郊外に建てられたのがビショップ博物館の起源。修復後のハワイアン・ホールでは、ネイティブ・ハワイアンの人たちの暮らしぶりや装飾品、生活道具など貴重な品々が展示される予定。また、3階建てということで、今までにはなかったエレベーターが新設される計画で、身体の不自由な方や年配者でも安心して、施設を楽しむことができるようになるそうです。

作業工程での最大の目的は、「今の建物の趣きを残しつつ、現代らしさを融合させたイメージ」と、関係者は話しています。具体的には、管理面では歴史的な建物の雰囲気は保ちつつ、整った空調設備、照明、展示品を保存するための最新技術を導入し、展示品に良い環境作りの促進を図り、その他にも最先端技術を使ったコンピューター・タッチ・スクリーンシステムを導入し、来館者に学習の場を提供する予定です。

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修復工事の過程で、これまで気づかれなかった建物に用いられている木材の老朽化、シロアリの被害などの問題が新たに起こり、予想外の資金の必要性にも迫られています。地元の団体などからの資金援助もありましたが、それでもまだ作業を完成させるためには数百万ドルが必要であると言われています。

ハワイアン・ホールの改築作業中も、キャッスル・メモリアル・ビルディングやその他のミュージアム内で行なわれる楽しいツアー、プログラムなどは通常通り開催されているので、ハワイを訪れた際は足を運んでみてください。今からハワイアン・ホールのリニューアル・オープンが楽しみですね。

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◎ビショップ博物館

住所:1525 Bernice St. Honolulu, HI 96817
電話:(808) 847-8291 (日本語ライン)
開館時間:9:00AM~5:00PM
入館料:$15.95(4~12歳は$12.95、3歳以下無料)
閉館日:クリスマス
アクセス:ワイキキからSchool/Middle St行きの2番バスでカパラマ、スクールの交差点で下車。徒歩5分。車の場合はワイキキからH1経由で出口20Bを降りて突き当たりを右折、2本目を左折
駐車場:無料
ホームページ:http://www.bishopmuseum.jp

 

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