ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内に「スター・バックス・コーヒー」がオープン

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ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内に「スター・バックス・コーヒー」がオープン

米スターバックスはレコードレーベルを設立

日本で「スタバ」の愛称で親しまれている米コーヒーショップ大手「スター・バックス・コーヒー」が、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチ・リゾート＆スパ内のカリアタワー1階にこのほどオープンしました。オアフ島内だけでも、ワイキキやアラモアナセンター、ワードセンターズ、ダウンタウンなどに多くのショップを出店していますが、全ヒルトンホテルの敷地内にオープンしたのは今回が初めてだそうです。

ヒルトンホテルとスター・バックス・コーヒー間で、店はヒルトンホテルが建設し、所有・管理も行うというライセンス契約を2005年に結び、先月末にオープン。午前8時半の開店と同時に、長い列ができ、気軽に利用できるスター・バックス・コーヒーの人気が伺えました。

一方、米スターバックスは今年、レコードレーベル「ヒア・ミュージック」（本社、ロサンゼルス）を設立。スタバは同社を1999年に買収し、音楽事業のブランドとして育成し、同レーベルのCDをスタバ各店とレコード店の両方で販売する多角経営に踏み出しています。近年、音楽小売業界への影響力を強めているスタバですが、レイ・チャールズの「ジーニアス・ラヴ/永遠の愛」をコンコード・レコードと合同でプロデュースし、米グラミー賞8部門を獲得。コンコードはレーベル設立についてもスタバと提携。米メディアによると、元ビートルズのポール・マッカートニーと契約寸前の段階にあるという噂まで飛び交っています。

スタバはこれまで、ボブ・ディランやアラニス・モリセットなど著名なミュージシャンの作品を独占収録した音楽コンピレーション・アルバムの売り上げを伸ばし、店舗の利益を押し上げています。関係者は「販路はスタバ各店舗と従来のレコード店の二本立てで、リリースは同じ日にすることが重要戦略」と語り、独占的コンテンツを重視しない姿勢を示しています。