海外は0.4%減の54万8000人、総旅行者数は微増
大手旅行社が今年のゴールデンウィーク期間の動向をまとめたところによると、海外旅行者数は前年比0.4%減の54万8000人で、ハワイは7%減の4万2000人(昨年4万5000人)となる見通しであることが分かりました。1人あたりの消費額は、0.4%増の25万1700円と予測されています。
今年の海外旅行は、欧州や北米などの遠距離方面は連休直前の26日、27日の出発が昨年より増えているものの全体的に減少傾向。欧州全体で前年比2.4%減の8万人、ハワイが7%減、米国本土が5%減、カナダが11%減となっています。
逆に、近隣のアジア行きが増えており、人数では中国が前年比4%増の8万6000人、韓国が1%増の7万6000人、台湾が前年比8%増の3万9000人となっています。伸び率順ではインドネシアが14%増の1万2500人、マレーシアが10%増の5万5000人、香港が8%増の2万6000人、台湾も香港と同率の伸びと好調のようです。
海外旅行出発のピークは5月3日、2日、4月28日の順。ハワイ、アメリカ、欧州、オセアニアなど遠距離方面は4月28日の出発がピークとなるが、ハワイとアメリカは26日、欧州は25日、26日の出発も多く、旅行費用が安い連休前への出発日の前倒し、分散化傾向も見られます。ただし、関係者の話では「今年は例年に比べて全体的に予約の出足がスロー」であるほか、遠距離方面への旅行者数は後半の休みが昨年と比べ1日少ないことやツアー代金の上昇などの影響により伸び悩んでいると分析しています。