ザ・カハラ・ホテル＆リゾートがサービス拡充と質の向上へ

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ザ・カハラ・ホテル＆リゾートがサービス拡充と質の向上へ

2007年から08年に客室などを全面改装へ

世界中のセレブに絶賛されている「ザ・カハラ・ホテル＆リゾート」は今後、ハードとソフト両面のサービスを拡充する方針を上層部が固めていることが明らかになりました。すでに今年2月から来年末にかけて客室、スパやレストランなどの改装を実施。同ホテル内で人気のラウンジ「ザ・ヴェランダ」では新たにティーの提供を開始し、ホテル全体の質を向上する取り組みを展開していく計画。同ホテルでは、1960年代からのカハラの歴史や文化を活かしつつ、時代にマッチした進化を追求する構想となっています。

同ホテルでの日本人宿泊率は全体の約20％。今年の年初は日本人宿泊客がやや減少したものの、「旧カハラ・マンダリン・オリエンタル、ハワイ」からのリブランディングを経て約1年が経過し、日本マーケットでも一定の成果が現れてきているそうです。特に、ファミリー層やウエディングなどの若いカップルが増えていることが大きく、イルカと触れ合うプログラムや子供向けのプログラムが浸透してきつつあるということです。

今後は、引き続いてウエディングやアニバーサリーの客層にも力を傾注する予定。なかでも、アニバーサリーでは、過去にハネムーンやウエディングなどで同ホテルを利用した世界各地からの顧客を対象に仮称「アニバーサリー・クラブ」を今年5月に立ち上げる予定で、各種の特典などの提供を通じて、リピーターの獲得を狙う考えとなっています。

改装に関しては、客室、スパ、レストランやロビーなど2007年から08年末にかけて、約3000万ドルを投資して実施する予定。今年2月から年末にかけて、まずはスイートルームを含む全客室、08年にはレストランやロビーなどのスペースも改装。今回のリノベーションは繁忙期を避けて実施し、ゲストへの影響がないようフロアごとに閉鎖して行うことになっています。

新しい客室は「トロピカルシック」をテーマに、ラグジュアリーで快適性を追求しつつ、1960年代から連綿と続くカハラの歴史、文化の豊かさを表現。客室にはワイアレス・インターネットサービスを備えるほか、フラット・テレビを取り入れ、ベッドリネンも一新。また、現在5部屋のスパ施設を完全リニューアルし、全12部屋のトリートメントをもつ全室オーシャンビューの施設へと拡充する計画です。