カラカウア通りの旧映画館「ワイキキ・シアター3」跡地

2002年11月、多くのファンに惜しまれながら66年の歴史に幕を閉じたカラカウア通りの映画館「ワイキキ・シアター3」跡地にこのほど、総工費約700万ドルをかけて周囲の景観にも配慮した新しいショップ＆ダイニング・コンプレックス「センター・オブ・ワイキキ」がほぼ完成しました。2階建て延べ約2,800㎡の広さで、歴史的観点から、かつて映画館の上にあったワイキキ・シアター3の象徴だった「WAIKIKI」と書かれたイルミネーションサインは、きれいに化粧直しされて新モールの中央に取り付けられて往時を偲ばせています(下の写真をクリックすれば拡大します)。

センター中央にあるエスカレーターで上がった2階には、ワイキキの景色やサンセットを眺めながら楽しめるファインダイニングの「アトランティス・シーフード＆ステーキ」が登場。その名の通り、地元で獲れた新鮮なシーフードやステーキ中心にハワイ風にアレンジされたメニューで、船底や海中をイメージした雰囲気の水槽やインテリア、大きなボートのオブジェが心地よい空間となっています。

店内は250名収容のかなり広いスペースで、20名まで入れる個室も2部屋。間の仕切りを外せば40名まで収容可能だそうですので、パーティにも利用可。テラス席もあり、キッズメニューも充実しているので、家族連れで気軽に食事を楽しむには最適の開放感あふれるレストランといえそうです。

2階の向かい側には、チビッコにも人気の「カリフォルニア・ピザ・キッチン」が食事時には早くも行列ができる賑わいを見せています。人気メニューは25種類のプレミアムピザのほか、8種類のサラダや10種類のパスタ。もちろんメニューはすべてオリジナルで、なかでもオープンキッチンに備えたピザ窯で、オーダーごとに世界各国のテイストを盛り込んで次々と香ばしく焼き上げるピザはやはりオススメです！

まだ一部工事中の1階には、サーフウエアで知られる「リップカール」のほか、あらゆるシューズが揃う「フットロッカー」がオープンしています。ワイキキのほぼ中心という便利な立地に誕生したニュースポットが「センター・オブ・ワイキキ」。今後オープン予定の珍しいお土産などを取り扱うショップなども急ピッチで工事が進められています。

ついにベールを脱いだ「ワイキキ・ビーチ・ウォーク」や再開発が進むロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターなどとともに、ホテルのリノベーションも続々と計画>されるなど、大規模な開発が進み、新しいビルやショップ、レストランが次々にオープンしているワイキキは今、ホットなスポットに生まれ変わりつつあります。

◎センター・オブ・ワイキキ

住所：2284 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815