全日空は米航空業界誌で「エアライン・オブ・ザ・イヤー2007」受賞
ハワイアン・タイムと揶揄(やゆ)されるほど時間には大らかなハワイですが、定刻通りの運航を調査する「オンタイム・エアラインズ」で、アロハ航空が全米ナンバーワンの座に輝きました。米運輸省が発表した主要航空会社20社を対象にこのほど実施したサービスに関する調査結果で、アロハ航空のフライト・スケジュールの正確性は93.0%で堂々の1位。2位は90.9%で同じくハワイ州に本拠を構えるハワイアン航空でした。
従来、トップの座はハワイアン航空が2003年11月以来、連続36カ月にわたって堅持していましたが、昨年11月にアロハ航空に抜かれたことが今回明らかになりました。いずれにしても、一般的にのんびりしている、といわれるハワイにあって、意外なことに、今回の結果からハワイの航空会社が極めて順調な運航を守っているという誇るべき実態が浮き彫りになっています。
なお、アロハ航空は乗客の荷物に関する苦情が最も少ない航空会社にも選ばれています。
また、米民間航空業界の月刊誌エア・トランスポート・ワールドの「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を全日空がこのほど受賞しました。この賞は同誌が著しい実績があった航空会社を選んで称える制度。今回の全日空はコストを削減する構造改革を実施し、SARS(重症急性呼吸器症候群)や燃油高騰などの悪環境を乗り越えて強力に財務体質を改善したこと、JA8096とJA8097の2機に全く新しい完全独立型ソロシート「New Style Club ANA」など優れたプロダクトの導入、セルフチェックインなどの先進的な旅客サービスの提供、などが高く評価されたそうです。