2008年末までには両手のすべての指紋を採取

英国で8月にテロ未遂事件が発覚して以来、航空機内へ液体類の持ち込みが禁止されていましたが、9月26日(火)から、これまで規制されていた化粧品は、旅行用の小型容器に入れ、チャックやジップトップ式の透明のプラスチック袋に入れて、空港の安全検査を受ければ3オンス(約85グラム)までは機内への持ち込みが認められるようになりました。

また、飲料水に関しても、安全検査を受けた後、待合室や空港ロビーなどで購入した飲料水も持ち込みがOKになりました。

液体類が入ったプラスチック袋は、空港でのX線検査の際には他の手荷物と分けて検査されることになるので、ご注意ください。

一方、今後、初めて米国を訪問する外国人に対し、テロ対策の一環として、両手のすべての指紋を採取する規則が今秋から導入され、2008年末までには、すべての入国地点で実施されることになりそうです。当初は査証（ビザ）を発給する在外公館などから順次導入し、08年末までには全米の空港や港などで完全実施されることになりそうです。

現在、米国は01年の米国同時多発テロ事件以後、外国人の入国時には両手の人さし指の指紋採取を義務付けていますが、さらに厳しい対応となりそうです。