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ハワイ州の49公立校で昨日から新学期

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今回から一斉に10月2日から6日まで短い秋休みを導入

ハワイ州の幼稚園から高等学校までの49公立校で昨日から新学期が始まり、各校の校舎やグラウンドに約17万5000人の元気な子供たちの声が戻っています。

これまでハワイ州の公立校では、各学校の独自性や自主性が尊重されて、新学期の開始日はまちまちであることが多かったのですが、最近では教師や父兄らの要望も取り入れて、かなり統一されるようになってきています。ただ、一部の公立校では、31日などから新学期を迎えるところもまだ残ってはいます。

学校によって秋休みがある学校とない学校もバラバラで夏休み期間にも学校間の格差が結構あったのですが、今回から一斉に夏休みが短縮され、10月2日から6日まで短い秋休みが加わっています。また、冬休みも12月21日から1月10日までと、従来より期間が長くなっています。

多民族が住むハワイで、新学期を迎えてユニークなことの一つが学校から配布されるプリントやお知らせの類い。ウチの娘が通う小学校では15カ国ほどの国の子供たちが一緒に机を並べているように、英語を母国語としない子供たちや父兄も多く、新学期の配布物には第二言語への配慮=写真=があるのです。

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そこには、英語のほかに、中国語、日本語、韓国語、ラオス語、サモア語、スペイン語、タガログ語、トンガ語、ベトナム語などでの表記があり、親切なことに「第二の言語としての英語(ESL)スタッフによる、このお知らせと添付の用紙の訳を得たい場合は、どうぞ、学校に連絡を取って下さい。」とまで書かれています。

こういう言葉の問題が壁になって、ハワイの教育レベルは全国的に低い、と揶揄(やゆ)されていますが、目や髪の色、文化、習慣も異なる子供たちが一緒に生活することから得られるものも少なくないと信じています。何より、この子供たちにとって、個々の違いは全く普通のことで、自然と尊重しあって暮らしています。

 

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