アラワイ運河の非常用下水管バイパス工事は順調
長さ約1マイル 7月末までには完了の見込み
去る3月24日に4800万ガロンという大量の未処理の下水をアラワイ運河に放出し、ワイキキやアラモアナなど広範なビーチを汚染した問題で、ホノルル市は現在、アラワイ運河に非常用下水管バイパス・パイプラインを敷設する緊急工事を進めています。
今回の長雨に伴う下水流出事故により、ホノルル市が調査したワイキキに埋設されている下水管には、かなり老朽化したものや補修が必要なものも多々あることが分かったことから、これらの工事が順次完了するまで、暫定的にこのバイパス・パイプラインが使われることになっています。
この非常用下水管バイパス工事はアラワイ運河の北側にあるアラワイ公園内の空き地を利用して、ほぼ連日の突貫工事で進められており、直径1m以上もある、太くて黒い非常用のパイプラインがむき出しになっています。
最終的には約1マイルの長さとなり、現在のところ7月末までには工事が終わる見込みだそうです。なお、現在でもアラワイ運河とアラワイ・ヨット・ハーバー付近は入水禁止エリアとなっています。