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ハワイ大学付属校「UHラボラトリー・スクール」の火事は放火と断定

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被害総額は推定650万ドルに

ハワイ大学(UH)マノア校の敷地内にある付属校「UHラボラトリー・スクール」から13日出火し、67年の歴史を誇る古い木造校舎の一部が全焼した事件で、ホノルルの消防局と警察は20日、現場の焼け跡の調査や複数の目撃者による証言などから放火と断定しました。被害総額は推定650万ドルに膨れ上がりました。

この調査報告を受けて、同校のピーター・エストマゴ校長代理は「放火と聞いて驚くとともに、怒りがこみ上げてくる。ただ、生徒たちに負傷者がなかったことが幸いだ」とコメントしています。

同校には知人の子供たちもかなり通学しており、外観は古い木造だったものの、内部は最近、改装されたばかりで関係者の落胆ぶりは見ておれません。電気系統も取り替えられたばかりなので、古い木造校舎ながら漏電の恐れは少ないと見られていました。

日本で新聞記者時代、何度か放火事件の取材も重ねましたが、この手の事件は愉快犯の傾向が強いことに憤りを覚えます。つまり、火事で燃え盛る炎や周りの人たちがうろたえる姿などに、犯人は一種の痛快感を感じるというのです。記者として駆け出しだった京都総局で、冬になると連続放火が相次ぎました。

そういう取材の中から学んだことのいくつかに、「愉快犯の傾向が強いので、犯人は必ず周りの群集の中で見ている可能性が強い。また、ある種の持病があって燃える炎をみるとその持病がスーッと楽になるという変わった病歴のある犯人が多い」ということを当時、警察や消防の幹部から教わったことを思い出しました。果たして、この犯人像は?

 

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