オレンジ・トランペット・バイン
名前の通り、まさにトランペットのような形をしたダイダイ色や赤い小花が10数本まとまって小枝から咲かせる常緑低木がオレンジ・トランペット・バイン(orange trumpet vine)。vineは英語で蔓のことです。学名から、別名を ピロステギア・ベヌスタ(Pyrostegia venusta) とも言います。ブラジルが原産で、熱帯性常緑つる性木本で、時には10m以上に伸びます。葉は3小葉からなる複葉で、先端の小葉は3つに分かれた巻きひげになり、絡み付くこともあります。11月から3月ごろまで、枝先に長さ5~6cmほどの筒状で先が5裂になったオレンジ色の花を多数つけます。花盛りには株が花でおおわれるほどで美しく、アーチ、フェンスなどに絡ませて使われます。ただし、ハワイでは昔からの言い伝えで、家の前に植えるものではないとされているそうです。ちょうど今も見ごろで、マウイではパーキングの日除けになっていたりします。