火山が隆起してできたハワイには本来、爬虫類はいませんでした。現在では、ゲッコーと呼ばれるヤモリの一種や、なぜかカメレオンも野生で生息しています。周りが海だけに、ジャクソンカメレオンや他の爬虫類は人間が後から持ち込んだり、船荷に紛れて入ってきたそうです。このジャクソンカメレオンの故郷はアフリカ大陸のケニアやタンザニアの高山地帯。ハワイでは、1972年にペットショップのオーナーが販売目的でケニアから36匹輸入したものが発端といわれています。「売り物にならない」と放した10数匹のジャクソンカメレオンが今では元気に増殖してしまったらしい、ということです。州政府も現在はジャクソンカメレオンの持ち出しを禁止。ちなみに、この撮影後、３分ほどファイトして最後は一匹が他方の口元をくわえ、投げ飛ばして一件落着・・・