■【動画あり】米海洋大気局が発見、新種か⁉■
ハワイ諸島の北西端にあるネッカー島沖の深海で、色素がない、幽霊が主人公のアニメ「おばけのキャスパー」のような白いタコを発見したと、米海洋大気局(NOAA)が5日、 明らかにした。新種の可能性が高い、という。特に珍しいのは、タコやイカなど大半の頭足類に多い色素細胞がなく、筋肉もほとんどないように見えた、という。
このタコは水深約4290mの深海で、沈殿物が散在する平たんな岩礁を移動していた際に、遠隔操作の潜水探査機が偶然、半透明の小さなタコを発見したという。NOAAの海洋研究者らは「これまでにデータがあるどんな動物とも外観が異なる。特に、色素細胞を持たないことが、通常の頭足類と違う」と説明。普通は2列であることが多い吸盤も1列しかなく、「ほぼ新種に間違いないだろう」と話している。
フェイスブックなどのソーシャルメディアでは、このタコはアニメにちなんで「キャスパー(Casper the Friendly Ghost)」のあだ名を付けられ、早くも人気者となっている。
◎米海洋大気局(NOAA)
ウェブサイト:www.noaa.gov