■JAL777-200ER新仕様へ■
日本航空(JAL)は冬以降、国際線機材のボーイング777-200ER型機を新仕様機に改修し、ホノルル線に就航させることをこのほど決めた。JALは777-200ERを11機保有。主に、東南アジアなど中長距離路線に投入しているが、2013年以降、国際線に新仕様機が次々と投入されていく中で、777-200ERは中大型機では唯一、新仕様への改修が未着手となっていた。
現行仕様のシート配列は、大別すると3クラス245席仕様(ビジネス56席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー149席)と、2クラス312席仕様(ビジネス28席、エコノミー284席)の2種類がある。
今回の改修では、3クラス構成の新仕様機となり、ビジネスクラスとプレミアムエコノミー、エコノミーを設ける。ビジネスクラスはフルフラットシート「スカイスイート」、プレミアムエコノミーには「スカイプレミアム」、エコノミーはシートピッチが広いシート「スカイワイダー」を導入する。
JALはスカイスイート777を皮切りに、国際線用機材の改修を2012年度に開始。2013年12月には、767-300ERに新シートを導入した「スカイスイート767」が就航している。787-8の新仕様機「スカイスイート787」は、2014年12月に就航した。スカイスイート767はホノルル線や東南アジア路線などに、スカイスイート787は中長距離国際線に投入されている。今回の777-200ERの客室改修で、国際線用中大型機の新仕様機が出揃う。
◎日本航空
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