■レンタル衣装込みで35万円から提供■
ハワイなどでのリゾート挙式プランの販売を4月17日から、総合オンラインストア「Amazon.co.jp（アマゾン）」が始めた。ショッピングサイト内に「アマゾンマーケットプレイス・ワールドブライダルストア」をオープン。国内外の結婚式を扱うワールドブライダル社がアマゾンに出店したことによるもので、挙式場所はハワイのほか、沖縄、豪州、グアムを選択可能。現地までの旅行・宿泊手配は参加者自身が行い、記念撮影だけのコースのほか、挙式料金はレンタル衣装込みで35万円から提供する。アマゾンが挙式プランを販売するのは初めて。
取り扱う商品は、低価格で気軽にリゾートウェディングを挙げられることを訴求するラインナップが中心。これまで一般的に分かりにくいとされてきた料金体系を明確化し、完全定額制を導入。レンタル衣装代と挙式、ヘアメイク料を含めた「ベーシックプラン」（35万円）のほか、アルバム作成料が含まれる「ハッ ピープラン」（50万円）、DVD作成料も含む「プレミアプラン」（65万円）、現地で記念写真撮影のみを行う「フォトプラン」（15万円）も提供される。
手続きは、価格帯や好みのエリア、こだわりたいポイント、挙式会場、時間帯などを選択して「購入」。その後、ワールドブライダル社からのメール連絡を受け、挙式確定後に決済が行われる。特典として、アマゾンのタブレット端末「Fire HD6」が提供されるので、そこから必要な情報を確認することもできる。
今年12月までの申し込み者には出店記念キャンペーンとして、10万円相当の「ヘリコプターでの新郎入場」のプレゼントもある。
ワールドブライダルでは、若いカップルや挙式をしていない夫婦、再婚やシニア婚など幅広い層による購入を期待。また、プレゼントとしても活用できるように工夫した。アマゾンでは「ウェディング準備ストア」で、プロポーズや結婚式、新生活の準備に必要な商品を多数販売中。今後も顧客の利便性向上を目指してサービス強化に努めていく。
現地米国メディアによれば、昨年末、アマゾンが旅行事業に参入する可能性を報道している。今回は交通・宿泊の販売は含まれないが、ブライダル分野はサービス分野の販売の第一歩といえ、今後の拡充が期待されている。
◎Amazon.co.jp（アマゾン）
ウェブサイト：www.amazon.co.jp