ハワイロード

ショーン・ロビンスの「オラヌイ」好評発売中

■スラックキーギター界の期待の大型新人デビューCD■

 ハワイ語で「生き生きとした」を意味する「オラヌイ」というCDが昨年11月、スラックキーギター界の期待の大型新人で、ハワイ島プナ出身のショーン・ロビンスが発表した。オラヌイはショーンのミドルネームでもあり、CD全体に溢れるエネルギーを表現。全12曲中、11曲がオリジナル、3曲がインストールメンタルとなっている。

 全曲に、生まれ育った土地や出会った人々など、ショーンの今までの人生体験が反映。このCDでは、そんなショーンの思いを、こよなく愛するスラックキーギターの音色と一緒に届けている。

 「カイム・イ・カ・オル」は、黒砂ビーチで有名だったカラパナの少し先のカイムという場所に住むケリイホオマル一族と彼らの素敵な家のことを歌っている。「カハカイ・オ・ペカ」は、ハワイの古き佳き時代を彷彿させる旋律とクラシカルなスラックキーギターがマッチングした曲。「ノ・プナ・クウ・マ ナオ・アロハ」は、ショーンのルーツであるプナがテーマ。「ノ・プナ・クウ・マナオ・ アロハ」では、火山の女神ペレのことやプナに吹くプウレナ・ウィンドのことを奏でている。

 ショーンは、16歳の時にナショナル・パブリック・ラジオ(米国の非営利の公共ラジオ放送)の「フロム・ザ・トップ」という番組に出演し、由緒ある ケント・クック・ヤング・アーティスト賞を受賞。その5年後の今月初めにナショナル・パブリック・ラジオのアサートン・スタジオでミニコンサートを開いた。

◎ショーン・ロビンス

 ハワイ島プナ出身のスラックキーギター奏者。シリル・パヒヌイの元でスラックキーギターを学んだ。ハワイ大学ヒロ校でハワイアンスタディーを専攻し、ハワイ語も堪能。ファルセット唱法を得意とする。1993年12月15日生まれ。
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