■ハワイと北京を直行便でつなぐ中国最初の航空会社■
ハワイと北京を直行便でつなぐ中国最初の航空会社「中国国際航空」(エアチャイナ)が1月21日から、北京-ハワイ直行便を就航させた。この便(CA837/838)は、週3便運航(往路/火・金・日:復路/月・木・土)。機材はエアバスA330ワイドボディを使用している。
往路ハワイ行きは北京時間午前1時半に出発し、1日前のハワイ時間午後6時25分に到着する。復路の北京行きは、ハワイ時間午後9時55分発、北京には3日目の午前5時20分に到着する。
このハワイ路線は、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、バンクーバーに次いて北米で6番目の運航地点。新路線はエアチャイナの北京におけるハブとしての戦略的地位を一層強化し、世界ネットワークを補強し、ハワイ行きを計画する行楽客にもうひとつ楽しい旅行オプションを提供することになる。
近年、中国のハワイ旅行に対する市場需要が急増。統計では、2012年にハワイを訪れた中国人旅行者の数は前年比64%アップした。旅行者の大半は上海と北京からで、中国人旅行者全体の80%以上占めている。エアチャイナはこの市場需要に応じるため、北京-ハワイ路線を就航させた。
新路線はハワイ観光をする中国人旅行者の急増に対応したもの。北京周辺の旅行者が上海で乗り換える手間を省き、欧州、中近東からハワイに行く旅行者にも乗り換えオプションが増えることになる。
一方、米国への中国人観光客数は、2020年には3倍以上になると見込まれている。