ハワイロード

日本の住宅企業がハワイに高級コンドミニアム計画

■2016年に39階建て、計160室■

 高級コンドミニアムの建築ラッシュが続くハワイに、今度は日本国内で木造住宅の注文建築で知られる「タマホーム」が参入することが、このほど明らかになった。場所はハワイ最大の大型ショッピング施設、アラモアナセンターに近い、約6700㎡の敷地。総額約100億円で、2016年に米国不動産開発会社と共同で39階建て、計160室の高級コンドミニアムを開発する計画になっている。

 建設予定地はホノルル市の中心地で、ビーチにも近い好立地。各部屋から青い海を望め、アラワイヨットハーバーも見渡せる設計となっている。開発資金は、地元ハワイの銀行などからも融資を受ける見込み、という。

 格安な木造一戸建て住宅の受注で、本拠がった九州から上場するまで全国成長したタマホーム。ただ、国内市場が少子高齢化で、先細りの懸念が強まっていることから、今後はハワイのようなリゾートなどで高級コンドミニアムを中心に、海外事業を展開する方針とみられている。