■ヒルトン・グランド・バケーションズ■
タイムシェア事業を手がける「ヒルトン・グランド・バケーションズ」は、タイムシェア・リゾートを所有する日本在住オーナー数が40,000組に達成したことをこのほど発表した。ハワイをはじめ、ラスベガスやフロリダなど、世界57ヵ所に広がるタイムシェア・リゾートの部屋を1週間単位で所有するタイムシェア・プログラム。現在、ハワイでは6つのタイムシェア・リゾートの開発・販売を手がけ、年末にはワイキキの中心地に新たなタイムシェア専用タワー「ホクラニ・ワイキキ」をオープン予定、リゾート数とともにオーナー数も増加の一途をたどっている。
世界中には現在、194,000組以上のオーナーを有する中、日本在住は20%以上の40,000組。「東京支店が開業した2003年当初、わずか11名のスタッフでスタートしましたが、今では300名まで増えた。タイムシェアの知名度も低く、当時の日本オーナー様はハワイでリゾートを購入された6,000組でした。近年は日本人観光客のハワイ旅行スタイルが「ゆったり滞在型」が主流になり、家族のためにセカンドホームを持つという意識が定着してきている」と、語る。
「タイムシェア」のルーツは、1960年代にフランスのスキーリゾートで12名がシャレー(スイスのアルプス地方に見られる大きな屋根の突き出た住居)を別荘として共同所有したことが起源。1970・80年代には米国での開発が始まり、1992年にはヒルトンが参入、欧米で大ブームになった。日本でも、ヒルトン独自のポイント制度で世界7,800ヵ所以上の直営・提携リゾートを利用できるメリットや、世代を通じてタイムシェア・リゾートを利用できること、充実した設備とサービスで暮らすように過ごせるバケーションの提案もあり、高く評価されるようになってきている。