ハワイロード

ロイヤルグローブで拡張リニューアル工事

■ロイヤルハワイアンセンターで始まる■

 ワイキキ最大のショッピングセンター「ロイヤルハワイアンセンター」で今月から、3万平方フィート(約2800㎡)の中庭「ロイヤルグローブ」の拡張工事が始まった。5カ月間にわたり、新たに池や噴水などの景観が追加され、通路を拡張。利用しやすいカルチャーセンター&ゲストサービスも新設される。

 ロイヤルグローブは、ハワイの歴史やダンス、ミュージックなどを気軽に楽しめ、アロハ・フェスティバルをはじめとする様々なイベントの会場として定着してきた。今回の工事で見晴らしを良くし、カラカウア通りからアクセスしやすくすることで、これまで以上に多くの方に同センターでのショッピングやダイニング、エンターテイメントを楽しめるようになる。

 かつて1万本の椰子の木が茂り、ハワイ王室にゆかりのあるワイキキの林“ヘルモア”を再現したロイヤルグローブ。総費用100億円をかけた再開発工事を経て、2007年の12月に完成した。

ワイキキのオアシスのような美しい庭園は、同センターの各階から見下ろすことができ、ロイヤルハワイアンホテルや海へのアクセスも容易。ロイヤルグローブには、バーニース・パウアヒ・ビショップ王女の銅像やハワイの歴史を紹介するカウラニ・ヘリテージ・ルームなども設置されている。

■リニューアル詳細

* カラカウア通りに面した現在のマウンドをなくし、入口の歩道を幅2.4mから4.5mに拡張 * カラカウア入口に噴水のある2つの池と幅の広い橋を追加
* 現在のレイオフ・ゲストサービスとカウラニ・ヘリテージ・ルームを合わせた“ヘルモア・ハレ”というゲストサービスセンターが、パウアヒ王女の銅像近くに新設。ここでセンターのインフォメーション、ゲストサービス、ハワイの歴史やカルチャープログラムの紹介などを行う。
* バニアンツリーの下に多目的のパフォーマンスに利用できるステージを新設
* カロ(タロイモ)、ハプウ、クプルプ、ライウカウラ、レフアウラ、レフアマモといったハワイの原生植物をランドスケープに追加
* パウアヒ王女の銅像やヘルモアの歴史やハワイ語について紹介するストーリーボードを新設

 このリニューアル工事に伴い、ロイヤルグローブで実施されていたフラショーなどの無料ハワイアンエンターテイメントは、A館4階屋上へ。工事中も、センターB館とC館の間のアクセス、シェラトンワイキキとロイヤルハワイアンホテルへの通路は利用可能だ。