ハワイロード

ゴールデンウィーク昨年に続きハワイが人気

■海外旅行は5%減も過去2番目■

 ゴールデンウィーク(2013年4月25日~5月5日)の旅行動向を大手旅行社がまとめた結果、方面別では昨年に続いてハワイやシンガポール、タイ、台湾の人気が高いことが7日までに明らかになった。海外旅行の人数は前年比5%減の56万6000人となる見込み。出発日のピークは、長距離の欧州、米国、ハワイが4月27日、近距離アジアやグアム、サイパンは5月2、3の両日となっている。

 海外旅行人数の前年割れは、今年は連休の間に平日が3日連続で入ることで取りづらくなっていることや、領土問題の影響で中国と韓国への需要が減少する見込みであることなどが原因。ただし、昨年は59万6000人と過去最高をマークし、2013年も予測通りに運べば昨年に次ぐ歴代2 位の多さとなる。

 海外旅行の平均費用は22万3400円で6.4%増、総消費額は1.0%増の1264億円の見込み。長距離のデスティネーションの人気が高 いほか、比較的高単価の旅行を選択している可能性がある。円安も海外旅行自体の手控えというより、現地消費の節約につながる傾向がある。

 同行者については、家族連れが9.7ポイントダウンの69.5%と減少。友人・知人も0.8ポイント減の10.7%となり、これに対してグループ・団体が4.6ポイントアップの7.0%、「ひとり」が4.9ポイント増の10.2%となっている。