■24時間オープンのトイレがなくなり論争に■
ホノルル市は、ワイキキにある24時間使用できる全公衆トイレに時間制限を設けることをこのほど決めた。市職員はすでにカピオラニ公園とクヒオビーチにある「24時間オープン」のサインを撤去。同市は夜間、トイレには錠を下ろすことも明らかにした。ただ、この決定が観光客や地元住民にどのような影響を及ぼすのか、はやくも論争の的になっている 。
今回の措置で、カピオラニ公園の閉園後、 「24時間オープン」のサインがあるテニスコートのトイレを使用した人たちに裁判所からの召喚状が出される恐れがあったため。また、違反者には犯罪歴としての記録が残されたり、ケースによっては禁錮刑が科されたりする可能性もあることから、社会問題化していることが背景にある。
現実的には、夜間でも使用したい観光客や地元住民への利便性と、夜間開放することで起きる治安面への影響とのバランスをどうとるのか、という難しい問題が横たわっている。ホノルル市は後者に配慮した決定をしたわけだが、論争では夜間開放しながら治安の維持も図る方法が模索されている。