ハワイロード

オアフ島でもプラスチック製レジ袋を禁止へ

■2015年7月1日から施行■

美しいハワイの環境を保護するため、スーパーマーケットなどで使われている大量の「プラスチック製レジ袋を原則として禁止する条例案」がこのほど、ホノルル市議会で可決、ピーター・カーライル市長が署名したことで2015年7月1日から、オアフ島でも一部の例外を除き、全面的に禁止される。環境に有害な物質を含み、見苦しいゴミとなるほか、海洋生物や動物たちへの影響などが理由。マウイ、カウアイ両島では08年から、ハワイ島では今年1月から相次いで同様の条例案が施行されている。

例外的に生肉やフルーツ、野菜などでの使用は当面、許可される。ハワイでは2005年から、ペットボトルやビール瓶、空き缶などをリサイクルする通称「ボトル法」がスタート。ハワイの一般家庭などではゴミの分別意識がまだ弱いだけに、今後の動きが注目される。

オアフ島のスーパーマーケットなどでは今後、従来のプラスチック製レジ袋の代わりに、原則としてリサイクル可能な紙袋か、エコバッグの使用を勧めることになりそうだ。その場合、紙袋はプラスチック製に比べると、コストが約3倍以上かかることから、有料制となることも予想される。