■ハワイなど海外5地域の外国人アンケート■
ハワイ、パリ、ローマなど海外5地域在住の外国人に、「日本人女性観光客に対する意識調査」を実施した結果、「高額紙幣を持ち歩く」「少額決済に高額紙幣を使う」のほか、「騒がしい」や「化粧が濃い」などと映っていることが、6日までにマーケティング会社のアンケートで浮き彫りなった。
海外5地域「ハワイ、パリ、ローマ、ソウル、香港」在住の20歳から69歳までの男女各200人(計1,000人)を対象に、「外国人の日本人女性観光客に対する意識調査」が今年1月に実施された。日本人女性を他のアジア人女性と「(大抵)区別できる」と、回答した620人の回答から分析が行われた。
日本人女性観光客のイメージは、5地域とも総じて「良い」印象を持たれている。ただ、共通して「現地語を話さない」、「写真を沢山撮る」、「団体行動をとる」などに加え、ハワイとパリでは「現金払い」、ソウルと香港では「化粧が濃い」などのイメージも強かった。
防犯意識は、特に欧米人から低いと思われているので要注意だ。印象を裏付けるものとして、「現地犯罪知識の低さ」、「貴重品の管理・持ち歩き」、「現金での支払い」などが挙げられた。
日本人女性観光客を「変」だと思うのは、ハワイでは「高額紙幣の持ち歩き 」、パリでは「不必要に笑顔」、ソウルでは「騒がしい」などがトップ。ショッピングでは、共通して「ブランド品を買い漁る」が上位を占めた。ハワイとパリでは「少額決済で高額紙幣を出す」、ローマでは「店員とコミュニケーションをとらない」、ソウルでは「レジでの支払いに手間取る」、香港では「商品を買わないのに店内をうろうろする」姿が「変」だと思われていた。
最後に、日本人女性観光客が身につけたほうがよい「行動・マナー」は、各国ほぼ共通して、「現地人とのコミュニケーション」や「嫌なことは嫌と言う、はっきり断る」だった。