■円高の追い風で2ケタ以上アップ■
ビーチリゾートは、「ハワイ」が2ケタ以上アップ。大手旅行社が年末年始(12月23日~2012年1月3日)の海外旅行動向を発表したところ、6日までにハワイ人気が回復傾向にあることが明らかになった。人気渡航先ランキングでも、ビーチリゾートではホノルルが1位。また、円高の影響などで、現時点で海外旅行の予約状況は、全体的に前年比14.1%アップとなっている。
特に、福岡では、12月からデルタ航空が定期直行便を飛ばし、日本航空はホノルル線のチャーター便を運航。来年4月にはハワイアン航空も就航することで、西日本でのハワイ需要が一気に高まっていることが伺える。
今後、間際の予約も増えると見込まれ、訪日需要の低迷に伴い、例年に比べて日本発海外旅行用の航空座席が確保しやすくなっている。そこへ、海外旅行にはお得な長引く円高の影響もあり、さらなる伸びが期待できる。また、最近の傾向で、オンライン予約も好調。スマートフォンやモバイルからの予約も増えている、という。
なお、今年の年末年始は連休としては短く、長期の旅行には向かない日並びだが、12月23日からのクリスマス3連休や、1月7日から9日までの3連休を活用して旅行するケースが多いようだ。年末年始に海外旅行を予定しているのは、4.7%アップの59万6000人となっている。出発日のピークは12月30日、31日で、帰着日は1月2日、3日となっている。