■【動画】6th Annual Duke’s Ukes Contest■
ハワイでウクレレ奏者を目指すプレイヤーの登竜門となっている「6th Annual Duke’s Ukes Contest」がさる15日、アウトリガーワイキキホテル1階のレストラン「デュークス・ワイキキ」で行われ、東京都在住で小学5年生の斉藤梨央君(10)が見事初優勝を成し遂げた。将来、プロのウクレレ奏者を目指している梨央君は「これだけ練習してきたので、やっぱり嬉しい」と、賞品の高級ウクレレを手にして満面に笑みを浮かべていた。
今年で6回目となる同コンテストには、予選を突破してきた約20人が出場。6歳から10歳、11歳から15歳、16歳から18歳、19歳以上の部門に分かれたウクレレソロと、年齢制限がないボーカル部門に分かれ、演奏の技やメロディーなどを競い合った。
2年前、家族でハワイに旅行で滞在中、偶然訪れたウクレレ店で行われていた無料レッスンを受けた梨央君。母親の美樹さんがジャズ歌手ということもあり、音感に優れた才能を開花。音楽の成績は常に「5」だったことでも分かるように、すぐにウクレレの魅力に取りつかれた、という。滞在中、毎日レッスンに通い、結局、両親に買ってもらったウクレレを毎日肌身離さず練習し、メキメキと上達。その後もハワイ旅行の折には、ジェイク・シマブクロさんの弟でウクレレ奏者のブルース・シマブクロさんや、オオタサンの息子で同じくウクレレ奏者のハーブ・オオタ・ジュニアさんの指導もたびたび受けてきた。
今回は6歳から10歳の部に初出場。「自分の中で一番完成度が高いから」(梨央君)と演奏曲に選んだ「星条旗よ永遠なれ(Stars and Stripes Forever)」を披露し、基本であるクリアな音色を奏でたことが高く評価され、ファイナルに出場した4名の中で見事、優勝という栄冠を勝ち取った。
プロのウクレレ奏者になるのが目標という梨央君は「ジェイクさんの演奏術とジュニアさんの素敵なメロディーをミックスできるようなプレイヤーになりたい」と、今から大きな夢を膨らませている。